逃げるイヌ
2006年 03月 29日
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ハルになると思いだします。
もう11年になるでしょうか。
家電の王様ニシユキ邸では、雑種:シロちゃんを飼っております。
シロ(オス)は、約11年前に、当時社会人になったばかりの姉が、
ある日突然拾ってきたイヌです。
こどもがイヌや猫を拾うという話はよく聞きますが、
大人になってからそんなことをするのは
ココロがムツゴロウな人ぐらいだと私は思います。
さて、そんなシロちゃんも、もう11歳。
立派なじいさんです。
若い頃は、数々の伝説を残してきました。
今回は、その伝説の中でも『逃亡』についてお話しようとおもいます。
まず、春先から夏にかけてかならず言っていい程、家から逃げ出します。
シロピンが2歳から3歳のピチピチお兄さんだったころは、3週間程いなくなるということがざらにありました。
当時高校生だったワタシは、よく教室の黒板に
「白いイヌを見かけたら教えてください ニシ」
と書いたものです。誰も教えてくれませんでしたが。
そんな状況で逃げ出すに至るのか。
それは、ほんのちょっと目を離したすきに
「!!! あ〜ばよ〜」
と逃げるのです。
「シロッ シロッ!!」
「あ〜ばよ〜〜」
確率で言うと、だいたい父親が散歩している時が多いです。
実は、私も経験があります。突然、何かを思い出したように、堰を切って走り去るのです。
あの方向からいくと、このルートか!?と大体見当をつけて周辺を探すのですが、おイヌ様の行動範囲は未知数であります。
数日後、ご近所の方が
「ニシさ〜ん! シロちゃん見つかったで〜!」
と連れてくるパターンがほとんど。迷惑かけっぱなしです。
しかし、そんな運のよい話ばかりではありません。
シロの巡回もそろそろ終わりに近づき、家の周りをうろついていたという証言があったとしても、それでも発見されない時があるのです。
最長、半月ほど姿をくらましたときやっとこさ、保健所に連絡を入れました。
「赤い首輪の、真っ白い中型犬なんです!」
「まだ、来てないですねえ。やってきたら連絡します」
翌日、保健所から連絡がありました。
「該当するイヌが、発見されました。見に来てください。」
家族で連れ立って保健所へ向かうと、檻の中にシロの姿が。
「ぼくちん、しょんぼり」
といったムードを醸し出しておりましたが、私たちの姿を見るなりジタバタと動き始めました。
その落差ぶりに、罰当たりな西家御一行は、
「あっはは! シロじゃ、シロじゃ! シロがおる!!!」
と笑ったのでありました。
翌年も、再びシロは保健所に保護されましたが、無事にご帰還。
運が強いイヌです。ほんとに。
あれから10年が経ちました。
時々、
「ちょっと家出中なの♪」
という首輪をつけてフラフラ歩いているお犬様を見かけると
「気をつけて早くお家に帰りなよ」
とラブコールを送るようにしています。
最近は、わりとすぐに保健所に保護されることが多いみたいですね。
昔に比べて、野良犬の数がグンと少なくなりました。
もう11年になるでしょうか。
家電の王様ニシユキ邸では、雑種:シロちゃんを飼っております。
シロ(オス)は、約11年前に、当時社会人になったばかりの姉が、
ある日突然拾ってきたイヌです。
こどもがイヌや猫を拾うという話はよく聞きますが、
大人になってからそんなことをするのは
ココロがムツゴロウな人ぐらいだと私は思います。
さて、そんなシロちゃんも、もう11歳。
立派なじいさんです。
若い頃は、数々の伝説を残してきました。
今回は、その伝説の中でも『逃亡』についてお話しようとおもいます。
まず、春先から夏にかけてかならず言っていい程、家から逃げ出します。
シロピンが2歳から3歳のピチピチお兄さんだったころは、3週間程いなくなるということがざらにありました。
当時高校生だったワタシは、よく教室の黒板に
「白いイヌを見かけたら教えてください ニシ」
と書いたものです。誰も教えてくれませんでしたが。
そんな状況で逃げ出すに至るのか。
それは、ほんのちょっと目を離したすきに
「!!! あ〜ばよ〜」
と逃げるのです。
「シロッ シロッ!!」
「あ〜ばよ〜〜」
確率で言うと、だいたい父親が散歩している時が多いです。
実は、私も経験があります。突然、何かを思い出したように、堰を切って走り去るのです。
あの方向からいくと、このルートか!?と大体見当をつけて周辺を探すのですが、おイヌ様の行動範囲は未知数であります。
数日後、ご近所の方が
「ニシさ〜ん! シロちゃん見つかったで〜!」
と連れてくるパターンがほとんど。迷惑かけっぱなしです。
しかし、そんな運のよい話ばかりではありません。
シロの巡回もそろそろ終わりに近づき、家の周りをうろついていたという証言があったとしても、それでも発見されない時があるのです。
最長、半月ほど姿をくらましたときやっとこさ、保健所に連絡を入れました。
「赤い首輪の、真っ白い中型犬なんです!」
「まだ、来てないですねえ。やってきたら連絡します」
翌日、保健所から連絡がありました。
「該当するイヌが、発見されました。見に来てください。」
家族で連れ立って保健所へ向かうと、檻の中にシロの姿が。
「ぼくちん、しょんぼり」
といったムードを醸し出しておりましたが、私たちの姿を見るなりジタバタと動き始めました。
その落差ぶりに、罰当たりな西家御一行は、
「あっはは! シロじゃ、シロじゃ! シロがおる!!!」
と笑ったのでありました。
翌年も、再びシロは保健所に保護されましたが、無事にご帰還。
運が強いイヌです。ほんとに。
あれから10年が経ちました。
時々、
「ちょっと家出中なの♪」
という首輪をつけてフラフラ歩いているお犬様を見かけると
「気をつけて早くお家に帰りなよ」
とラブコールを送るようにしています。
最近は、わりとすぐに保健所に保護されることが多いみたいですね。
昔に比べて、野良犬の数がグンと少なくなりました。
by ohisama-art
| 2006-03-29 20:53
| 管理人のヒトリゴト